この日、安田さんが袖を通したのは、ブランドを代表するモデル「ビデイル(BEDALE)」。乗馬用ジャケットとして誕生し、動きやすさを考慮した短めの着丈や、スナップボタン仕様のサイドベンツなど、当時の実用的なディテールが随所に活かされた一着だ。「最初はずっしりとした重みを感じたんですが、それがすぐに心地よさに変わっていきました。まだ2、3時間しか着ていないのに、すでに愛着が湧いています」と、初めてのバブアー体験を語る。「店頭を見てみると、ワックス加工の定番から、軽量で薄手のモデルまでバリエーションが豊富なのに、どれもデザインの美しさは変わっていない。そういうところにも惹かれますね」。